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大阪工業技術専門学校 建築系学科

Author:大阪工業技術専門学校 建築系学科

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『N氏の山荘建設』
愚直な仕事を要領よく
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外壁工事-【漆喰仕上_その3】-

親方のお手本鏝をモルタル用の鉄製のものから、漆喰用のステンレス製のものに持ち替え、一人一面づつ担当しながら、漆喰との格闘が始まりました。

親方のお手本を見ていると、鏝が滑るように動いて、実に簡単そうに見えたのですが、実際にやってみるとスサや天然の接着剤が入った漆喰は思った以上に鏝サバキが難しいものでした。
せっかく上手く平らに仕上げた面に、ピタっと鏝が張り付いて動かなくなってしまい、またやり直し・・・等々。
このようなことを何度も繰り返しながら、少しずつ体でコツをつかむしかない、左官工事独特の感覚的作業です。

漆喰作業中漆喰作業中漆喰作業中

勘の良し悪し、向き不向きが割合正直に出る作業でもあります。
巾90cm高さ150cmくらいの一面を仕上げるのに3時間程度かかりますが、徐々に硬化する漆喰はなかなか言うことを聞いてくれず、素人工事らしい凹凸を持った壁面が少しづつ出来上がっていきます。
特に足場の悪い箇所での左官作業は、スクワットに柔軟体操と綱渡りを重ねたようなアクロバット作業です!
漆喰作業中漆喰作業中漆喰作業中

10月からはじめた外壁の左官作業が完了したのは2月の初旬でした。
担当したM君、K藤君、途中から加勢した一年生のU木君の奮闘で、手作り感十分の味わいと凹凸のある外壁が出来上がりました。

完成した漆喰壁を見た塩路親方は苦笑いとともに曰く
             
「なんとか白いモンができたな!」

完成!


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外壁工事-【漆喰仕上_その2】-

目地棒取り付け漆喰(しっくい)仕上げの精度は
下地モルタルの精度で決まります!

そこで、一回目の下地モルタルに90cm間隔で目地棒を取り付け、壁面を細かく分断しました。
つまり、我々の技量では一度に大きな面を平滑に仕上げる事は無理なので、
塗り範囲を細かく分けることにした訳です。

その一面一面を2回目のモルタルで平滑に仕上げて行きます。
足場の悪い箇所もあり、無理な体勢を強いられながらの作業は、相当な根気と体力を必要とします。
がしかし、根気と体力こそが
我々の持ち味(未熟な腕をカバーする)なのです!

下地モルタル塗り。作業中・・・下地モルタル塗り。作業中・・・下地モルタル塗り。作業中・・・

2回目のモルタルが適度に硬化し乾き切らないうちに、いよいよ漆喰仕上げに入ります。


外壁工事-【漆喰仕上_その1】-
漆喰外壁上部は漆喰(しっくい)で仕上げます。

漆喰は城郭建築で用いられる白壁で、かつては、石灰に麻の繊維(スサ)、草本や海藻から得る接着剤、水などを加え現場で練り上げて作られていた左官材料です。
しかし、今では袋詰めされた既調合品を用いることが多くなっています。

手間と時間がかかる工法なので敬遠されがちですが、
時間が経つほどに冴えてくる白さ、独特の漆喰質感や透気性など、捨てがたい魅力を持った伝統的な建築材料です。

ただ、水加減が難しくちょっと油断するとトロトロになってしまったり、鏝跡が残りやすいうえに水引までの施工時間が短く、本来素人に扱える材料ではないのですが、
地元の塩路親方のご指導もあって、無理を承知のチャレンジを敢行しました!

さて、うまくいきますやら、続報をご期待下さい!
外壁工事(その4)-【杉板張り】-
外壁下部は、杉板張り仕上げです。
幅240mm 厚さ15mmの杉板を縦に張って、突合せ部分にはもう一枚、幅の狭い押さえ板を張り付けます。
タイルにしてもこのような板にしても、適当に張れば良いというものではありません。
両端の板幅を合わせたり、突合せ部分が窓に来ないようになど、張る位置を十分検討してバランスよく割付けなければなりません。
金子先生、指導中・・・図面とにらめっこ、どう割付ける?寸法、間違えないよーに

今回は、このような仕事経験の豊富な金子先生に同行してもらい、担当の女子3名を指導してもらいました。前の晩から割付の検討を始めましたが、風呂上りの濡れた髪もそのままに、頭をつき合わせて図面をニラム姿が印象的でした。

出来上がってきました翌朝から工事にかかりましたが、図面上での計算どおりにできる部分、できない部分、窓周りで板を細かく欠き込む部分など、悪戦苦闘の末に2日でほぼ幅広の板を張り終えました。
朝晩が段々と冷え込むようになってきました。
食事も鍋物が恋しい季節ですので、前回のおでんに続き“モツ鍋”を用意しました。大きな業務用アルミ鍋一杯のモツ鍋が、ほぼ売り切れましたが、一番たくさん食べたのは金子先生でした

モルタル塗りと杉板張り作業完了!

※瓦版11~14号UPしました!右上カテゴリー内、瓦版(OCT学内新聞)からどうぞ。
外壁工事(その3)-【下地モルタル塗り】-
外壁の下地が出来ると、上部は漆喰塗りの下地としてモルタル塗りをします

モルタルを練る!塗る前に練習、練習・・・左官親方のお手本!

砂は用いずに軽量の発泡骨材にセメントを混ぜて練ったモルタルを、地元の左官親方の指導のもとに塗り始めます。
お手本を示す親方の持つコテが滑ったあとには、まるで手品のように均一なモルタル面ができあがります。正にゴッドハンドです!
親方の教え下地モルタル塗り。作業中・・・下地モルタル塗り。作業中・・・

「筋がエエナ」などとおだてられながら、親方の半分以下の速度で学生達がコテを動かしますが、なかなか思うような平滑な面にはなりません。悪戦苦闘の2日間で何とか外壁上部がモルタルで覆われました。
練る時の水加減ひとつでモルタルの粘度が大きく変わり、それがそのまま作業性に影響することなど、やって見なければ想像も出来ない左官仕事の微妙さを、体で感じてくれた事と思います。
外壁工事(その2)-【防水紙を張る】-
01_IMG_3565.jpg02_IMG_3568.jpg03_IMG_3570.jpg

下地板の張り付けが完了すれば、さらに水切り金物やサッシュ廻りに防水シールを貼り、
外壁全面に防水紙をタッカー(大型ホッチキス)で貼り付け、上部の漆喰部分には、左官材料が食付くためのラスという金網を貼り付けます。
これで、やっと外壁の下地が完成しました。
04_sitaji.jpg

外壁工事(その1)-【下地板を張る】-
土壁も乾いて、初秋の気持ちよい風が吹き始めた9月下旬に、外壁工事が始りました。

03_IMG_3560.jpg04_IMG_3563.jpg01_IMG_3556.jpg

この山荘の外壁は、基礎部分はモルタル仕上げ、下部は杉板張り、上部は漆喰仕上げとなっています。このように仕上げが途中で変わる場合、継ぎ目には材料の縁を切るために、見切り縁という部材を取り付けます。
外壁の場合は、雨が外壁を伝わないように、見切縁の上に水切り金物も必要です。
その後、外壁全面に杉の下地板を釘で張り付けます。

02_IMG_3559.jpg05_3566.jpg06_IMG_3562.jpg

全部で約70㎡の外壁面に杉板を張るゲンノウの音が、2日間鳴り響きました。
学生達は、外壁に埋め込むガラスブロックや換気口の穴開けに手こずりながら、
腕がパンパンになるまでゲンノウを振り続け、約10kgの釘を使い終わる頃、完了しました。
これで外からは柱や梁、土壁も見えなくなり、山荘全体のボリュームが浮かび上がりました。
07_IMG_3561.jpg


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