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大阪工業技術専門学校 建築系学科

Author:大阪工業技術専門学校 建築系学科

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『N氏の山荘建設』
愚直な仕事を要領よく
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製材
苦労して山から降ろした原木を、製材所で用材に加工する日が来ました。

今回伐採した杉や桧は、35から40年生ですので、柱や土台などの主要な用材をとるための直径は十分あります。しかし、枝打ちなどの手入れが不十分だからか、幹の曲がった木がほとんどでした。そのため、大引・根太・垂木などの小振りな用材に挽いてもらうことにしました。
用材として歩留まりよく加工できる真直ぐな原木というものが、決して山で勝手に出来るものではなく、その成長過程で人間による相当な手間がかかるということを、あらためて知りました。

製材所製材1製材2

お世話になった菊山製材のベテラン職人さんの手で、台車と呼ばれる素材を載せる台に原木がセットされ、帯鋸のキーンという音と共に、一面ずつ挽いてもらいます。
四角断面の用材にするためには、最低4回台車が往復します。用材ができると同時に、それ以上のヘタが発生します。
製材3今回は、このヘタも蒔に利用するため、50CM程度に小切って持って帰ります。

通常は製品8分にヘタ2分だそうですが、我々が持ち込んだ原木は製品4分にヘタ6分程度です。
製材終わりました


製材所から実習棟のある大阪まで、運搬車ですトラックをチャーターするほどの量でもありませんので、愛車で2往復することしました。
もうすぐ走行17万kmの老兵で、バン仕様1トン積みではありますが、屋根のキャリヤはとうとう曲がって戻らなくなりました。とはいえ、木材約1トン(たぶん超えている)と人間5人を乗せて、文句も言わずよく走ってくれています。
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伐採に参加した、学生たちの声が届きました!

集合写真表初樹です!
この体験で、一番楽しかったのは伐採した桧の皮剥きです。
湿気のある芯(?)の部分と乾燥している皮の間にナタをいれてめくって、つるつるの表面が顔を出すと、気分がスカーッ!としました。たまに上手くめくれない物を地道に削っていくのは、しんどかったですが達成感があって楽しかったです!
1日目にした木の伐採は、チェーンソーを使わず、女の子3人でナタやノコギリを使って倒していったのが印象的です。倒れる直前に紐を高い位置に引っ掛けるのが難しかったけど、最後に高い位置に引っ掛けられた時はとても嬉しかったです。
現実に木を大量に伐採するのは、少し切ない気持ちになりましたが、この体験では山荘建設の為に必要な木材の3分の1だけですが、伐採を目の前で見ることが出来て良かったです。枝打

道端七衣です。
今回行った伐採も楽しかったです!
チェンソーが鳴り響く中私たちはなぜか手作業。オノ(?)で『ウケ』をつくり、ノコギリでせっせと伐りました。チェンソー使ってるもんだから、
倒れるときに声をかけても聞こえない。危なかったぁー。
手作業で伐るってゆうのも、やりたくてもできない体験なのでよかったです。
木の皮むきもペロッとむけるやつは快感☆でしたね。
自分たちが伐った木が家の材料になるというのは感動です!

森信介!
今回の伐採で自分達で切った木が製材されて人様の家になると思うとワクワクします。
今は製材された木を組み立てるだけなので、伐採の大変さがわかりました

柴田 琢です。作業の確認中
実際に原木を伐るところを見てかなり大きい動物が倒れてくるように見えました。
それと木1本1本の大切さがわかりました。
だから前まではホゾ穴を開けたりきざみをするときに間違えたり曲がったりしてももう1個造ったらいいとか思っていましたが、これからは1つ1つを集中し確実にやっていかないとダメだと思いました。

技能学科 市毛 悠。
今までにやった事がなくで実際木を切るのも大変だけど、運ぶのも大変だと思いこんなこと滅多に出来ない事だから、いい経験が出来て良かったと思います!!


宿舎にて近藤 裕樹
今回木の伐採ができてほんとによかったです。就職してからはたぶんできないであろうことだったのでいい経験ができました。木を切った直後皮をはいだ後、あんなにみずみずしいとは思いませんでした。角材になるまでの工程がこんなに長くて大変なことだったかと思うと小さい角材一つとっても大事に使わないといけない感じました。

技能学科千川です。
これから就職してもめったにできない皮の剥き方や木の伐採の仕方などの経験ができてよかったです。実際使う木材の伐採を製材するまでがどれだけ手間がかかるかということがわかり,一本一本大切に加工しなければならないことを学びました。実際に触って杉と檜の違いもわかりとてもいい経験になりました。またこのような経験をしていきたいです。


伐採合宿(作業その4) ”井桁積み”

井桁積み原木は、乾燥のために風通しよく、互い違いに積み上げます。

乾燥の仕方も色々あるようで、玉切をせず伐採後皮をむいて、枝葉を残して乾燥させる「葉枯らし乾燥」という方法もあるようです。
乾燥方法によって、“艶が出る”とか“日割れをしない”とか、いろいろウンチクがあるようです。
世話人左海手間をかけることを厭わない我々は、ヌルヌルすべる皮むき後の原木を、人海戦術で積み上げた訳です。
山の緑を背景にして、白く艶やかに輝く井桁に積まれた原木は、

    正に”採れたての原木”、という感じです...。
完了!


伐採合宿(作業その3) ”皮むき”

枝を落とす近くの製材所のおやじサンの話では、
『伐採後皮を付けたままにしておくと虫が産卵し、その幼虫が樹芯近くまで食い込む』そうです。また、乾燥も遅くなりますので、伐採後は皮をむくのが原則のようです。


皮むきこの時期は、木の根が活動を初め水分を汲み上げる時期であり、最も皮がむき易いそうです。
なるほど実際にやってみると、ツルリと簡単に皮がむけ、そのムケタ樹皮の下からは、しっとりと濡れた絹肌のような木の表面が現れました。

木が間違いなく生き物である事を感じさせる瞬間です。

また、同じ山で育っている同じ桧なのに、皮のむき易いものもあれば、ナタで削らなければむけないものもありました。
やっぱり、木って生き物なんです!


伐採合宿(作業その2) ”玉切り”

玉切り桧は、杉に比べ硬くて腐りにくい樹種です。
したがって、建物の中でも地面に近く湿気の影響を受けやすい「土台」や「大引(おおびき:1階の床を支える部材)」に用いると、その特性が生かせるという訳です。


土台や梁のように水平に用いる部材を総称して「横架材」と呼びます。横架材に用いる木材は2間(4mあるいは13尺)に”玉切り”するのが原則です。
この山には35~40年生の桧が、ちょうど土台と大引が採れるだけありました。

元玉(株に近い部分の4m)を土台や大引に使用し、2番玉の4mとりあえず休憩!は”ヤセる”ので根太(床板を支える部材)に利用します。
つまり、一本の立ち木のうち下から8mを用材として使うことになるわけです。同様に、柱は建物の階の高さに合わせて3mに玉切りします。長い杉なら一本の立ち木で3本の柱を採る事ができます。


伐採合宿(作業その1) ”先ず伐採!”
伐採!

山の師匠の言い付け通り、倒す方向の確認、受け切り、本切り、と堀部先生のチェーンソーが調子の良いウナリ声を上げ、やがてゆっくりと傾き始めた立ち木が、2方向からロープを引っ張る学生達の真ん中にドスンと地響きを立てて倒れます。

喝采が起こります。(こんな雰囲気でした→動画その1その2

女性も奮闘一通りの手順を理解した学生達が、達人から手ほどきを受けながら、初めてのチェーンソー体験をしていきました。
女性陣は斧と鋸での伐採にチャレンジしました。
総勢21名で伐採合宿

山に入る!いよいよみんなで山に入る日を迎えました。
スタッフとしていつもの”北村、左海、亀谷(通称『北海亀』)”に加え、機械学科よりチェーンソーの達人”堀部先生”、さらに非常勤講師でモノづくりの名人”矢野先生”にも参加頂きました。
今回は学生14名に加え、腕の立つOB2名も飛び入りしてくれ、総勢21名となりました。
午前8:30に学校集合、西名阪、R389、榛原、御杖を経て、津市美杉の現地に着いたのが11:00前、さっそく着替えて道具を担いで山に入りました。


今回の作業は、
・土台、大引に使う桧(ヒノキ)を約25本、柱に使う杉を約20本伐採
・玉切(定尺の4m、3mの長さに切る事)
・皮むき(乾燥を促進し、虫害を防ぐために樹皮をはぐ事)
・井桁積み(風が通るように互い違いに隙間を空けて積む事)
が主な作業です。作業前の注意と確認


チャーンソー、斧、ナタ、等の危険な道具を使う上に、斜面での転倒や木の下敷き等の恐れのある作業ですので、先ずは安全点検と声掛けを意識するところから作業を始めました。


山の師匠登場!

つい先日、いよいよチェーンソーでの試験伐採に挑戦しました!


今回は、日曜大工でマイチェーンソーを振り回すOCT機械科教員、堀部先生一家をお誘いして山に入りました。
堀部氏の伐採さすがの堀部先生も”立木の伐採は初体験!”ということもあって、今回はご近所のO野さんにお願いして、伐採のご指導を仰ぎました。O野さんは林業暦60年のベテランで、この付近の山林主でもあります。
堀部先生の作業を見守りながらの指導が始まって間もなく、すぐに『チェーンソー貸してみ』となっ師匠の伐採て実演指導に替わりました。

なんでもそうですが、年季の入ったベテランの技能作業は、まずその姿形が綺麗です。

そして、力みのないスムースな作業は華麗です。

何気無い動作の一つひとつが流れるように連続して、あっという間に一丁上がりとなります。堀部先生と2人で食い入るように、山の師匠の実演を見つめていました。


ポイントは、前回の手鋸と同じですが、倒す方向に正確にウケを切り込むこと、反対側の切り込みはウケより3cm程度高い位置で、左右バランスよく伐り進むこと、倒れる直前に、程よく伐り残すこと、など等です。
 『心臓バクバクしたぁ』とおっしゃる堀部先生の感想を次回は紹介しましょう。

堀部先生、伐採体験記事の投稿をお待ちしています!


これが、伐採に用いた道具です

今回は伐採に用いた道具を紹介しましょう。


鋸(のこぎり)まずは鋸(のこぎり)。
よく見る刃と柄が一直線の鋸ではなく、柄がやや傾いているのが、伐採用(生木用)の特徴です。刃の山も大振りで、アサリと呼ばれる刃一つひとつの反りも大きめです。
実は、前回、普通の縦引き横引き両刃の鋸で伐採に挑んだのですが、刃が2cmも木に切れ込むと生木特有のネバリでそれ以上挽けなくなりました。
今回用いたのは、相当古い鋸ですが、伐採用ですし、ちゃんと目立(ヤスリで刃を砥ぐこと)をしてあったので、サクサクと気持ちよく挽けました。
やはり専用の道具は違いますね。
次に、ヨキ。姿形は斧なのですが、先達がそう呼ぶ物ですから、ヨキとしておきます。
ヨキ倒す方向に切目を付けたり、倒した木の枝を落とすのに使います。桧の枝は硬いから、株(根の方向)から末(先の方向)にヨキを打て、という先達の言付けを守らず、末から株方向に枝を打っていると(逆打ち)、見事にヨキの刃が欠けてしまいました。
先達の言付けは守らねばなりません。


試しに伐採してみました。

伐採テストです”原木伐採から体験させたい!”とは言うものの、
世話人(左海)もやったことがありません。
まずは自分で試してみようと、親子3世代で山に入りました。
チェーンソーという楽チンな道具もあるんですが、立ち木に敬意を表して、先ずは鋸(のこぎり)で伐りにかかることにしました。


昔とった杵柄とやらで親父殿の記憶を頼りに、
”伐る木を選び”、”倒す方向を検討し”、”木の曲がり具合を見て伐る高さを決め”、鋸を当てます。
皮、辺材(シラタ)と鋸が入っていきます。
水っぽいシラタを抜けると、乾いた感じの芯材(アカミ)に入り、鋸の切り味が明らかに変わります。直径の2/3程度伐り進んだところで止めます。息子も伐ります
今度は、オノで倒す側に切り目(ウケ)を入れます。
そして、幹にロープをたくり上げて倒す方向に引っ張りながら、鋸で左右の伐り残し代を注意して挽きますと、序々に木が傾き始め、概ね狙った方向にズッシーンと倒れます。


・・・不思議な感動を伴う作業です。



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