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大阪工業技術専門学校 建築系学科

Author:大阪工業技術専門学校 建築系学科

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『N氏の山荘建設』
愚直な仕事を要領よく
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これが、伐採に用いた道具です

今回は伐採に用いた道具を紹介しましょう。


鋸(のこぎり)まずは鋸(のこぎり)。
よく見る刃と柄が一直線の鋸ではなく、柄がやや傾いているのが、伐採用(生木用)の特徴です。刃の山も大振りで、アサリと呼ばれる刃一つひとつの反りも大きめです。
実は、前回、普通の縦引き横引き両刃の鋸で伐採に挑んだのですが、刃が2cmも木に切れ込むと生木特有のネバリでそれ以上挽けなくなりました。
今回用いたのは、相当古い鋸ですが、伐採用ですし、ちゃんと目立(ヤスリで刃を砥ぐこと)をしてあったので、サクサクと気持ちよく挽けました。
やはり専用の道具は違いますね。
次に、ヨキ。姿形は斧なのですが、先達がそう呼ぶ物ですから、ヨキとしておきます。
ヨキ倒す方向に切目を付けたり、倒した木の枝を落とすのに使います。桧の枝は硬いから、株(根の方向)から末(先の方向)にヨキを打て、という先達の言付けを守らず、末から株方向に枝を打っていると(逆打ち)、見事にヨキの刃が欠けてしまいました。
先達の言付けは守らねばなりません。


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試しに伐採してみました。

伐採テストです”原木伐採から体験させたい!”とは言うものの、
世話人(左海)もやったことがありません。
まずは自分で試してみようと、親子3世代で山に入りました。
チェーンソーという楽チンな道具もあるんですが、立ち木に敬意を表して、先ずは鋸(のこぎり)で伐りにかかることにしました。


昔とった杵柄とやらで親父殿の記憶を頼りに、
”伐る木を選び”、”倒す方向を検討し”、”木の曲がり具合を見て伐る高さを決め”、鋸を当てます。
皮、辺材(シラタ)と鋸が入っていきます。
水っぽいシラタを抜けると、乾いた感じの芯材(アカミ)に入り、鋸の切り味が明らかに変わります。直径の2/3程度伐り進んだところで止めます。息子も伐ります
今度は、オノで倒す側に切り目(ウケ)を入れます。
そして、幹にロープをたくり上げて倒す方向に引っ張りながら、鋸で左右の伐り残し代を注意して挽きますと、序々に木が傾き始め、概ね狙った方向にズッシーンと倒れます。


・・・不思議な感動を伴う作業です。


三重県美杉の奥山にて、山林GET!

渓流木造の山荘ですから、構造体(軸組)はもちろん木材で作られます。柱や梁と呼ばれる材料は通常、材木店で購入します。でも今回の事業では、わざわざ山に出かけて原木を伐るところから体験しようとしています。
学生たちが、これから選び、考え、工夫して、そして加工、組み立てを行う、そんな木材を”山に生えているところ山林の様子から触ってもらいたい”、そう考えた訳です。
以前から探していたのですが、いいタイミングで三重県美杉の奥山にて、小さな山林が手に入りました。


オーナーがやって来た!

説明会のN氏3月10日、オーナーのN氏をOCTにお招きし、参加希望の学生に対して『N氏の山荘建設』説明会を行いました。
この2年間、ああでもない、こうでもないと、世話人の左海とN氏が打合せを重ねてきた計画途中のスケッチや、模型を持参されました。そして、このたった13坪の別荘に寄せる熱い思いを、奥さんを引き合いに出しながら、学生達にお話してくれました。
「前向きに取り組んでの失敗には何も(文句は)言わん!」という言葉を、学生達はどのように感じ説明会たでしょうか。
またこの日は、一昨年度の事業『Y氏の山荘計画』で、お世話になった建築家のY氏もお招きし、「図面や模型と比べて実際の工事は、リセットが効かない」という旨のお話を頂きました。
『Y氏の山荘計画』については、またこの場で詳しく経過を報告したいと考えています。

模型今回の工事場所は、和歌山県印南町です。大阪から車で約2時間。高速通行料が高いため、日帰りでの工事では不効率です。そこで、同じ敷地内に建つ、通称ベースキャンプを宿舎として利用し、2泊3日程度の工事合宿を繰り返す予定です。(右の模型で、左の小屋をベースキャンプとして使用し、右の山荘を建設していく予定です。)
この、ベースキャンプは、N氏や世話人達、素人衆で2年ほどかけて自力建設した、6坪の小屋です。この小屋の工事過程についても、追ってお知らせしようと思います。


事業スタート

『N氏の山荘計画』がついに始動しました!
この事業は、大阪工業技術専門学校の18年度モノづくり実践プログラムとしての、学生有志による別荘建設事業です。

教室では味わえない、本物のモノづくり実物のモノづくりを、学校行事として教育プログラムに取り入れるあたりが、本校らしいと言えばらしいと思います。
決して、楽しい事ばかりではない、後戻りの出来ない緊張感の中で、学生たちが何を感じ、何を見つけるのか、大いに期待することころです。この場を通じて、そんな学生たちの様子や、実際の工事がどのように進んでいくのか、多くの方々に知ってもらえたら、こんなうれしい事はありません。
私は、この事業の世話人として裏方に徹するつもりの、建築学科教員、左海晃志です。裏方とは言うものの、好きな工事にはついつい手も出てしまうとの噂もありますが、その私を押しのけて仕事を奪うような生きのいい学生の出現を待っている、という本音もあります。
私のみならず、学生達、親方衆、様々はゲスト等、多くの方のダイレクトな声をお伝えしていきますので、よろしくお願いします。


『N氏の山荘建設』プログラム概要

■事業概要■ OCT学生主体による、山小屋建設事業

■作業内容■
01. 工事理解や数量確認のための図面、模型作成。
  (頭と体をバランスよく使う場としたい)
02. 原木伐採作業。
  (山に生える木を伐採するところから体験したい。 木の命を頂くことも知って欲しい)
03. 基礎工事
  (建築を地球に納めるための台作りである工事で、土やコンクリートにまみれて欲しい)
04. 軸組墨付けキザミ工事
  (これぞ“THE 大工”の仕事。7回測って8回目に切るそうな)
05. 屋根、外壁工事
  (力と技でドンドン進む景気の良い作業、雨風の中でも笑って作業しよう)
06. 小舞・土壁工事
  (この言葉の意味が分かれば立派、伝統的工法を竹編み、ドロンコ遊びで体験)
07. 内装工事
  (小技の冴える仕上げ仕事、プロの真似は程ほどに、素人らしくザックリ仕上げよう)
08. 製作物
  (建具、家具、濡れ縁 等、私が作った!とはっきり言えるものを残したい方むきの作業)
09. 記録、日誌作業
  (記録写真 作業日報、HP などへの掲載、編集作業、力より??を発揮したい方むき)
10. その他、設備工事、塗装工事等、雑工事も多数用意(何でもやってみるもんや)


■作業日程■ 以下はおおよその予定です。
          実際の行程は状況により変化しますので、参考程度にご覧下さい。
 2006年
   02月 打合せ1回程度  スタッフ顔合わせ オーナー紹介  各自で図面作製
   03月 1:10模型作製のため、中心隊員は1週間程 集合
   04月 2泊3日遠征 1回(金曜日午後学校出発 日曜日夕刻学校帰着) 原木伐採
   GW  2泊3日遠征 基礎工事前半
   05月 2泊3日遠征 1回 基礎工事後半
   06月 2泊3日遠征 1回 材木搬出等   7号館にて墨付けキザミ作業
   07月 2泊3日遠征 1回 土台伏せ等         〃

   夏季休暇集中作業 07月後半 3泊4日遠征 上棟 屋根工事 小舞工事
   夏季休暇集中作業 盆前      3泊4日遠征 屋根工事 小舞 荒壁工事
                08月後半 3泊4日遠征 荒壁工事 外壁下地 サッシュ工事

   09~12月 2泊3日遠征 1~2回/月   内装 設備工事 製作物

 2007年
   01~02月 2泊3日遠征 1回/月     雑工事、ダメ工事


■参加の心構え■
  手間を惜しまない。
    (素人が出来る最大の武器、それが手間をかけること。これは絶対条件と心得る)
  礼を惜しまない。
    (指導頂く親方衆、オーナー、学校関係者があっての話。
                                 礼を欠いちゃーいられやしねーよ)
  想うことを惜しまない。
    (体を動かすだけじゃない。
               常に廻りの作業 先の作業に想いをめぐらせる、先を読むのよ)



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