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大阪工業技術専門学校 建築系学科

Author:大阪工業技術専門学校 建築系学科

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『N氏の山荘建設』
愚直な仕事を要領よく
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基礎作り(その8)-【コンクリート打設】-
9時10分、打設はあっけないほど順調に始まりました。
ミキサー車は4トン車で1回に2mの生コンクリートを運んで来ます。
シューターに流された”生コンクリート”は、トンボで基礎上面に掻き落とし、そこから奥の方向にトンボで掻き寄せます。これは力作業です。
打設1打設2打設3

ミキサー車からは途切れず生コンが出てきますので、1車打設し終わるまでは息付く間も無い作業が続きます。10分足らずでミキサー車が空になり、打設した生コンクリートを所定の高さにトンボやコテで調整していますと、すぐに次のミキサー車がやってきます。また戦闘配置です。
休む間もなく生コンクリートと格闘すること数分で、2台目も空になりました。
このような調子で、4台計8mのコンクリートを打設した段階で、ミキサー車のオペレーターの方から「ちょっと休憩するか?」との暖かいお言葉。
とにかく一気に打設しなければならないと思い込んで、4台まで連続作業しましたが、特にトンボ担当の消耗が激しく、5台目の到着を10分待ってもらいました。
水分を補給し元気を取り戻して5台目も無事打設!この段階で基礎全面に生コンクリートが行き渡り、鉄筋は完全に隠れました。
高さ調整の為の6台目0.5mを注文し、
合計10.5mの生コンクリートを打設し終えたのは10時30分ごろでした。

非常に激しい90分の戦闘でしたが、
全員の息がしっかりと合った見事なチームワークで乗り切りました。
打設4打設5打設6
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基礎作り(その7)-【コンクリート打設準備】-

念入りに進めて来ました基礎工事も、いよいよ最終段階のコンクルート打設に漕ぎ着けました。

前日午後から現場に入り、型枠サポートの点検、コンクリートを流すためのシューター(滑り台)や、コンクリートを所定の位置に押し込むトンボの補強、等の準備を行いました。夕食後も、明日朝9時からの打設にむけて、役割分担などのミーティングが学生達中心にかなり遅くまで続いたようです。(世話人は、疲れて先に寝てしまいました。)
トンボトンボとシューター作戦会議

朝6時起床、7時過ぎから雨対策で基礎全面を覆ったブルーシートをめくり、コンクリートが打設されたら見えなくなってしまう鉄筋の点検や補強、型枠内のゴミ掃除を全員で行い、後はミキサー車の到着を待つばかりとなりました。
9時少し前にディーゼルエンジンの音と共にミキサー車の姿が見えました。

「全員、戦闘配置に付け!」の気分です。
型枠の補強鉄筋の確認ミキサー車が到着


基礎作り(その6)-【アンカーボルト】-
コンクリートの基礎に、木造の建物を載せる訳ですが、その接点にある部材が土台です。
土台には、強度があって湿気に強い米ヒバなどの木材が用いられます。
その土台をコンクリートの基礎に固定するためのボルトが、アンカーボルトです。
図面を読むアンカーボルト1アンカーボルト2
アンカーボルトは、土台の端部や接続部(継ぎ手)に必要ですので、
土台の図面からアンカーボルトの位置を割り出して、コンクリートの中に定着させます。

コンクリート打設時にアンカーボルトの位置がずれないように、テンプレート(穴あき板)を型枠に固定して、ずれを防ぎました。
以前は、打設したコンクリートに、後からアンカーボルトを差し込む(通称”田植え”)ようなこともまま見受けられましたが、それをするとコンクリートの付着が弱く、締め込み時にアンカーボルトが抜ける恐れがあり、やってはいけない手抜き工事の一種なのです。
鉄筋工事の学生たち


基礎作り(その5)-【鉄筋工事】-

コンクリートの構造体には、原則として鉄筋が入っています。
鉄筋で補強したコンクリートという意味で、Reinforced Concrete(RC造)とも呼びます。

鉄筋は、異型鉄筋と言いまして、断面が真丸ではなく、凸凹しています。コンクリートとの付着をよくするためです。太さは、小指大から手首大までいろいろありますが、今回は直径10mmと13mmの2種類を用いました。

鉄筋は、定尺4mで現場に届けられますが、そのままで用いるのではなく、必要な長さに切って、更に必要な折り曲げ加工をしてから、型枠の中に組み込みます。
鉄筋が、仕上がったコンクリートの表面に露出しないよう、コンクリートでカバーする厚み(かぶり厚さ)を確保するために、スペーサーとよばれるプラスティックの型板をはめ、結束線と呼ばれる細い針金を、ハッカーでひねりながら、タテヨコの鉄筋を編んでいきます。


                   ↓スペーサーで型枠との間隔を確保
鉄筋加工スペーサー結束線とハッカー
                                           ↑結束線とハッカー


コンクリート打設中は、組み上がった鉄筋の上で作業しますので、鉄筋が踏まれて下がらないように、サイコロとよばれる小さなコンクリートブロックを鉄筋にかませます。

鉄筋工事は、コンクリートを打設してしまいますと、完全に見えなくなってしまう工事です。そこに某事件のようなデタラメな工事が忍び込む余地があるのかも知れませんが、手直しの出来ない部分でもあり、愚直にコツコツやることが求められる工事です。
鉄筋組立1鉄筋組立2サイコロ



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