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大阪工業技術専門学校 建築系学科

Author:大阪工業技術専門学校 建築系学科

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『N氏の山荘建設』
愚直な仕事を要領よく
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木材加工(その2)-【刻み作業】-
刻み作業「墨付け」が終わると今度は「刻み(加工)作業」。
建材に写し取られた墨と印を基に正確に且つ迅速に刻んでいく。





刻み作業刻み作業刻み作業

大工作業の極意
は簡単に言うと
「真っ直ぐに墨を打つ」「真っ直ぐに刻む」基本はこの二つ!

思いのままに道具が使いこなせれば簡単な作業なのですが、
なかなかそうはいきません(笑)
刻み作業刻み作業刻み作業

慣れない電動工具にも悪戦苦闘しながら自分たちが予定していた予定を大幅に延長しつつ、
何とか無事故のまま作業を進行しました。

●良い(綺麗・速い)仕事には、良く斬れる刃物が。
●良く斬れる刃物は、良く手入れの行き届いたものを。
●刃物の手入れとは、ひたすらに素直に砥ぐこと。

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木材加工(その1)-【墨付け作業】-

木材搬入春に山で伐採した原木は、製材所で時間を掛けて材木(建材)に加工していただきました。
そうして出来た材木は、奈良の山奥から遠路遥々、大阪の放出(ハナテン)にある作業場(OCT7号館に届けらました。学生たちの手で1本1本、大切に扱いながら7号館に運び入れます。


早速、先立って製作した軸組み模型を参考にしながら、「カンバン板(看板板・板図など)」を描きます。カンバン板とは、“製作加工用現場図面”とも言えるようなモノ。
今後の作業を見越して入念に製作します。
板図作成板図作成板図

続いて、「墨付け作業」。これが今回の作業の一番大事な大工作業
ホゾや継手、仕口の位置をカンバン板を見ながら、正確に建材に墨汁で印を付けて行く作業です。
(ここでミスをすると大切な資材に間違った加工をしてしまい廃棄物にしてしまう恐れが…)
墨付け1墨付け2墨付け3

緊張の連続ですが、これが完璧に出来れば一人前の大工です!


1/10で模型作製
N氏山荘模型

建築的な構想は二次元の設計図面にまとめることが一般的ですが、3次元の模型という表現方法もあり、こちらの方が実物に近いだけに、素人の方に説明するときや、検討段階などでよく用いる表現方法です。

今回の建物は、軸組(木の骨組みの組み方)に特徴があり、”渡りアゴ””貫”という伝統的な手法を多用しています。
また、実際の木材加工をする前に、学生達が理解を深めておくという目的もありましたので、実物の10分の1という大型模型を作製することにしました。
模型作製1模型作製2模型作製3

基礎、土台、柱、軒桁、小屋梁、敷桁、小屋束、棟木・・・というように、実際の工事と同じ順序で材料を組み上げていくことで、軸組みの仕組み、施工の手順、加工の難易度などが、明らかになってきます。
また、今回挑戦する竹子舞と土壁について、特に竹の編み方は地方色が豊かで、いろんなテキストの表現も少しづつ違いがあります。結局、親方のご意見も聞きながら自分達で決めざるを得ず、それを確認するために、壁1枚のみの5分の1模型を作り、竹の編み方を検討しました。
模型作製4模型作製6模型作製5
製材
苦労して山から降ろした原木を、製材所で用材に加工する日が来ました。

今回伐採した杉や桧は、35から40年生ですので、柱や土台などの主要な用材をとるための直径は十分あります。しかし、枝打ちなどの手入れが不十分だからか、幹の曲がった木がほとんどでした。そのため、大引・根太・垂木などの小振りな用材に挽いてもらうことにしました。
用材として歩留まりよく加工できる真直ぐな原木というものが、決して山で勝手に出来るものではなく、その成長過程で人間による相当な手間がかかるということを、あらためて知りました。

製材所製材1製材2

お世話になった菊山製材のベテラン職人さんの手で、台車と呼ばれる素材を載せる台に原木がセットされ、帯鋸のキーンという音と共に、一面ずつ挽いてもらいます。
四角断面の用材にするためには、最低4回台車が往復します。用材ができると同時に、それ以上のヘタが発生します。
製材3今回は、このヘタも蒔に利用するため、50CM程度に小切って持って帰ります。

通常は製品8分にヘタ2分だそうですが、我々が持ち込んだ原木は製品4分にヘタ6分程度です。
製材終わりました


製材所から実習棟のある大阪まで、運搬車ですトラックをチャーターするほどの量でもありませんので、愛車で2往復することしました。
もうすぐ走行17万kmの老兵で、バン仕様1トン積みではありますが、屋根のキャリヤはとうとう曲がって戻らなくなりました。とはいえ、木材約1トン(たぶん超えている)と人間5人を乗せて、文句も言わずよく走ってくれています。
基礎作り(その10)-【型枠解体】-

型枠解体作業1無事打設した生コンクリートは型枠の中で徐々に硬化し、翌週には型枠が解体できます。それはちょうど焼き物を窯から出す時のような、期待と不安が伴う作業です。


  


 組み立てに比べてあまりに短い時間で解体されていく型枠から、生まれたての鉄筋コンクリートが顔を覗かせます。そのお肌たるや、スベスベつるつるとは程遠い、でこぼこガタガタの、思った以上に荒い肌でした。

型枠解体作業2型枠をはずすと・・・1型枠をはずすと・・・2

どうやら、生コンクリートを充填することに意識が行き過ぎて、竹での突っつきや、型枠のタタキが足りなかったようです。ジャンカ、や、豆板、と呼ばれるそれらの欠点は、きれいなコンクリートを打つことがいかに難しいことか、実感させてくれます。

どうも、
失敗から学ぶ事の方が、
深いところでいつまでも残るような気がします


型枠解体作業3型枠をはずすと・・・3解体終了!


解体メンバー


紀州新聞に記事が掲載されました!

平成18年(2006年)8月2日付けの『紀州新聞』に
「N氏の山荘建設」プロジェクトか取り上げられました!

(060802)紀州新聞記事”印南町古井、永福寺の近くに学校法人福田学園・大阪工業技術専門学校大阪市=の学生が手作りで建築中の山荘が1日に棟上げした。用材は原木を伐採して作り、基礎工事や土壁塗りなども昔ながらの伝統的な工法を用いて建設する。技術指導などにあたっている同校Ⅰ部建築チームリーダーの左海晃志氏(46)=同校教員=は「今回の経験が将来仕事をしていく上で必ず役立つ」と実践教育の意義を強調し、参加学生も「作業を経験して分かったことも多い」と話している。”
(続きはこちらの新聞記事をどうぞ。)


基礎作り(その9)-【天端均しとネコモルタル】-

打設したコンクリートの上面(天端)は、トンボで大まかな高さ調整をしているだけですので、
かなりでこぼこしています。天端を滑らかに整えるために、コテで均す作業をします。
4人が横一列になってコテを左右に動かしながら、後ずさりして天端を均しました。
均し中・・・記念に手形パイプに油

さらに、土台が取り付く外周部は高さを確保するために、
高さ75mm、幅150mmのモルタルでかさ上げ(ネコをします。
この天端に土台が直接取り付きますので、高さ調整は最も神経を使うところです。

また、床下の換気や、各種設備配管を引き込むために、ネコモルタルに紙パイプ(ボイド)を
埋め込み、穴を確保します。
コンクリートやモルタルの工事では、
硬化後に穴あけ等の加工をしなくて済むように前もってパイプを埋め込ん
でおくのです。

パイプ設置モルタル打設コテで天端均し


瓦版4号、5号をUPしました。画面右上のカテゴリー”瓦版(OCT学内新聞)”からどうぞ!
基礎打設終了!



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