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大阪工業技術専門学校 建築系学科

Author:大阪工業技術専門学校 建築系学科

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『N氏の山荘建設』
愚直な仕事を要領よく
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上棟工事(その5)-【込み栓打ち】-
込み栓の調整中柱や小屋束などの垂直材は、上下が土台や梁などの横架材にホゾで刺さっています。その部分の抜け止めのために、横からドリルで穴を開けてケヤキの込み栓を打ち込みます

通常は金物で処理するところですが、
"木を組む"ということを体感するために、手作りの込み栓を一本込み栓いっぽん丁寧に打ち込んでいきます。

また、隅の柱は鼻母屋の上部まで40CMほどの長いホゾが貫通していますので、その隅の柱の「長いホゾ」です!上端に木製のクサビを打ち込んで抜け止めとします。


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上棟工事(その4)-【小屋組】-
屋根を構成する三角の骨組み小屋組といいます。
本体の軸組みに、小屋束を建て母屋棟木を載せます。
小屋を組むN氏、カケヤを打つN氏、うれしそう!

最も高い位置にあり、最後に乗せる軸組部材が棟木ですので、軸組みを組み立てることを総称して棟上(ムネアゲ)と呼ぶのです。
棟木を半ば叩き込んだところで、最期はN氏(施主)にカケヤを委ねます。ややおぼつかない格好で打ち込むこと数回、無事棟木が取り付き軸組が完成です!

棟が上がった日の夕食は焼肉となりました。炎天下の作業に耐え、無事軸組みが組み上がった安堵感の中での焼肉は最高の味でした。

焼肉1焼肉2焼肉3
上棟工事(その3)-【建て起し(垂直)確認】-
建て起し1主な軸組みが組み上がった時点で、柱の建ち(垂直)を調整します。

柱に分銅をセットし、鎖とジャッキでフレームを引っ張って、垂直になったところで仮筋交いで固定します。

この作業を縦横の通りで繰り返して、軸組み全体が垂直になるよ建て起し2うに調整します。
垂直を確認するための分銅付きゲージは、市販品もありますが、親方自作のベニヤ製簡便なものをお借りしました。親方は他にも材料を直角に切る為の定規など、多くの道具を自作建て起し3されています。


自分に合った道具を自分で作ることも、プロの証かも知れません。




上棟工事(その2)-【柱、梁】-
土台の設置が済めば、いよいよ軸組み本体の組み立てです。

この山荘の軸組みは、「渡りアゴ」「長ホゾ込み栓」(解説)と呼ばれる重厚な木組みを採用しています。桁や小屋梁等の水平部材(横架材)は、井桁のように上下に重なっていますので、組む順番が大切になります。

まず、地上で柱に敷桁を差し込んで、門型にしてからロープで引っ張って建て起します。
クレーン等の重機を用いずに、人力作業ですので、声を掛け合って気持ちを合わせないと大変危険です。
建て起し1建て起し2建て起し3

主な柱と敷桁が建ち上がると、歪まないように仮の筋交いで固定をし、次いで敷桁に対して直行方向に小屋梁を乗せていきます。
この作業は小屋梁を宙吊りにして、上から敷梁に乗せることになります。
ボウズと呼ばれる丸太に滑車を取り付け、ロープで引っ張り上げて一本づつ取り付けていきます。幅10CM程の桁の上に乗って、カケヤという大型の木槌を用いて叩き込む作業は最も危険度が高く、かつバランス感覚が必要な作業です。

お手本を示す親方の軽やかな身のこなしに、学生達は唖然とするばかりでした。
腹ごしらえ建て起し4親方の教え

最期に垂木が載る軒に鼻母屋を設置すれば、本体部分の四角のフレームが完成です。

N氏とOCT校長ですこの山荘のオーナーであるN氏(写真奥)も、建ち上がっていくその姿にワクワクされていたようです。
また、この日応援に来て下さったOCTの校長先生(写真手前)は、学生たちの仕事ぶりを心配しながらも、その活躍を喜んで見ておられました。
上棟工事(その1)-【土台伏せ】-

ついに上棟工事のスタートです!
夏休み中に毎週月曜から木曜まで、3泊4日で和歌山県印南町の現場に泊り込んでの作業です。例年になく暑かった夏ですが、学生たちみんな頑張りましたよ!
(このブログは現在、工事進行と約一ヶ月遅れの更新となっています)


土台1まず、基礎の上に土台を設置する工事です。
木造の骨組み(軸組み)で最も下部にある部材が土台です。

上棟工事は土台を基礎に緊結するところから始まります。
継ぎ手や仕口の加工がされた土台を基礎の上に仮置きし、アンカ土台とアンカーボルトーボルトの位置にドリルで穴を開けます。アンカーボルトは、この作業を事前に想定して土台の端部や継ぎ手付近に埋め込まれています。
アンカーボルトを貫通させた土台は、めり込みを防止するための座金を介してナットで締め付けます。

この土台が、今後建ち上がってくる山荘の重量をしっかりと基礎に伝えてくれるわけです。


2級建築士「学科試験」100%合格

本日、今年度の2級建築士「学科試験」の合格発表がありました。
OCTの建築実務専科の学生たち、見事全員合格(合格率100%しました!
頑張りました、おめでとう!
彼らは現在、9/24(日)の「設計製図試験」に向けて日夜猛特訓中です。


木材加工(その3)-【仮組み・資材確認・積み出し】-

カンバン板の通りに材木が加工出来ているかを、
一度作業場で仮組みして確認します。
ちゃんと位置が合っているか、仕口・継手が合ってるか、ドキドキの作業です。
仮組み仮組み資材確認
仮組みが済んだら、棟上げ作業の準備を想定しながら積み出し手順と部材確認を同時にしながら作業場の整理に取り掛かります。
ここで現場に足りないものが無いかを確認するわけです。
資材確認積み出し積み出し

いよいよ搬出作業(積み出し)です。ここでの搬出は単にトラックに積むのでは無く、
現場到着後の作業をシュミレーションし荷降ろし順番と逆に積み込みます
(当然、搬送中の荷台バランスも考えながらですよ…)

積み出し作業は刻み加工を終えた満足感と、
これから始まる現場での棟上げ作業への不安でいっぱいです!



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