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大阪工業技術専門学校 建築系学科

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『N氏の山荘建設』
愚直な仕事を要領よく
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土壁工事(その1)-【竹を割る!】-
小舞を作る1この建物の特徴の一つに、土壁を採用しているということがあります。
泥のような土で壁を作る湿式工事で、手間と時間がかかることから敬遠されがちですが、近年は自然素材への安心感や、強度面での再評価がなされたこともあって、一部では積極的な使用も試みられています。
特に断熱性能では物的データ以上の効果を感じています

その土壁を着けるための竹で編んだ網を小舞と言います。
こちら和歌山県中部では”えつり”と呼んでおり、専門の”えつり業者”もおられるとのことです。
今回は地元の左官親方に技術指導頂けることになり、伐ったままの竹を専用の竹割り器で割るところから作業が始まりました。
小舞を作る2小舞を作る3小舞を作る4

ちなみに竹を搬入してくれた地元竹材店の方の話では、「竹は盆過ぎから9月の闇夜に伐ると虫が入らんでエエんよ」とのこと。自然素材を扱う時には、こちらのリズムも自然のサイクルにあわせなきゃいけないようです。
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屋根工事(その2)-【屋根仕上げ】-
前回の工事で屋根下端と側端の水切り金物まで設置しましたので、夏休み2回目の遠征は屋根仕上げ工事から始まりました。
屋根葺き作業中材料の切断中切断中。。。

コロニアルという商品名の屋根材(非常に一般的な材料です)を屋根に運び、一枚ずつ専用の釘で留めていきます。重ね位置が材料に切り込まれているせいもあって、作業は割合簡単に進みますが、端部の半端な部分は専用のカッターで切断しなければならないため、少しテコズリます。

ずいぶん作業が進んでます雨押さえ金物取付け中コーキング中

今回の遠征も晴天が続き、黒い屋根材は素手では持てない程の熱さとなりましたが、2日目の午前中には全ての屋根を葺き終えました。
屋根頂部の雨押さえ金物など、技の要る作業はどうしても親方衆にお願いしなければなりませんが、今回は電気工事の親方が器用さを発揮してくれました。
屋根工事(その1)-【屋根下地】-
屋根面を構成して流れ方向に並ぶ部材が垂木(たるき)です。
あらかじめ母屋や棟木には垂木を載せる位置に彫り込み(垂木彫り)が施してあり、その位置に垂木を固定します。

この地域は相当風の強い地域です。さらに今回の山荘は軒の出が1m近くあります。強風による屋根の吹き上げが怖いので、垂木の固定は長いビスと”ハリケーンタイ”と呼ばれる吹き上げ防止金物を併用しました。
無闇に金物に頼るのもどうかと思いますが、垂木のように木組みで解決し難い場合には、補助的に金物を使えば良いと考えています。
垂木野地板図面を囲んで作戦会議
600_CIMG0081.jpg水切り取付けルーフィング敷き込み

垂木の上に杉の野地板を打ち付け、アスファルトルーフィングという厚手防水シートを大型ホッチキスで張ります。ここまで作業が進めば多少の雨にも軸組みが濡れる心配はありません。

夏休み1回目の工事遠征では、土台を伏せるところからアスファルトルーフィング張りと水切り金物の取り付けまで工事が進みました。
屋根下地完成!
上棟工事(その6)-【貫】-

貫と筋交い土壁の下地である小舞竹を支える(ぬき)が、柱を貫通して4段入っています。

杉の五分板(厚15mm)ですが、柱の穴はやや大きめに開けてクサビで固定します。


300本近いクサビが打ち込まれましたが、
木目に合わせて抜けにくい向きにクサビを使う”ことなどを親方に伝授頂きました。貫にクサビを打ちます

貫構造(神社の鳥居のような)という呼称があるように、本来は軸組を固めるための構造部材ですが、柱の大きさ(105角)からあまり厚い貫は使えませんので、今回は筋交いも併用しています。

※瓦版8~10号UPしました。(画面右上のカテゴリーからどうぞ)



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